2012年9月24日月曜日

合併にかける思い【埼玉県児玉郡上里町町章汚水デザインマンホールのふた】



●埼玉県児玉郡上里町町章汚水デザインマンホールのふた
みなさんこんばんは。
平成の大合併の特例制度も終わり、各市町村の合併も落ち着きを見せていますね。
日本では、市町村の大合併がこれまでに三回ありました。
古いほうから
・明治の大合併
・昭和の大合併
・平成の大合併
の三回です。

今回紹介する、埼玉県児玉郡上里町は、昭和の大合併のとき、七本木村、神保原村、長幡村、賀美村の四つの村が合併して上里町の前身である上里村ができました。

そのとき、この四村は、経済的、文化的、公共的に共有していたことが多かったそうです。
そこで、昭和の大合併のときに合併して上里村ができたようです。
その時の思いは、このマンホールのふたの真中にある町章(当時は村章)に表れています。
この「上里」という地名、合併した四つの村の文字が一つも入っていませんね。
この村名(現町名)は、県内で一番上(北)に位置していること、円満な農村であること、簡単に書き易いことなどから選定されました。

この町章の意味ですが、町名と同様に、「上」は上里町の「上」、そして地図上で埼玉県の最も「上」に位置することから用いられたとのことです。 
また、4つの「上」は、上里町が七本木村、神保原村、長幡村、賀美村の4つの村の合併によりできたものであるということからであり、それらで作っている形「円」には、人の和と円満という意味が込められているそうです。

マンホールのふたの右上と左下には町の木である「八重椿」、、右下と左上には、町の花であるサルビアがデザインされています。

現在、この町にある駅は、高崎線の神保原駅で合併前の神保原村にあったのでしょう。

2012年9月3日月曜日

実は肉食恐竜ではなかった!!【北海道三笠市汚水デザインマンホールのふた】


●北海道三笠市汚水デザインマンホールのふた
みなさんこんにちは。
今日紹介するマンホールのふたは北海道三笠市のマンホールのふたです。

三笠市は岩見沢市の東にあるかつて炭鉱で栄えた街でした。
石炭の炭層は、街を流れる川の流域に見られることもあります。
炭鉱閉山後は、他の産炭地と同様に人口の流出に歯止めがかかkらず、街自体がさびしくなっていっています。

現在は、お米やメロンなどの農産物の生産に力を注いでいるようです。

またこの地域は、かつてからアンモナイトやイノセラムスという、ジュラ紀から白亜紀にかけて繁栄した海棲動物の化石が多く産出することでもしられています。

このうち、アンモナイトは、今回紹介したマンホールのふたにもデザインされています。
でも、このマンホールのふたの主役は、アンモナイトではないようです。

もうみなさんもお気づきですね!
そう!このアンモナイトを足蹴にしている奴がいるではありませんか!!

こいつの正体はなんでしょうか?
見るからに肉食恐竜のように見えます。

この恐竜の名前は何と言うのでしょう?
かつてエゾミカサリュウと呼ばれていました。

えっ!どうじてこの恐竜がかつてエゾミカサリュウと呼ばれていたか?
この恐竜のもととなった化石は、この三笠市で発見された当初、肉食竜ではないかと言われていました。

しかし、調査が進み、つい5年くらい前だったのですが、この化石が大きなトカゲの化石であると鑑定されたのです!!

そのためこの肉食竜の姿は幻となってしまったのです。

でもこの化石の発見は、三笠市では大きな話題となり街おこしの一つの材料になったことは間違いありません。

このマンホールのふたは、そんな期待を乗せて作成されたものと思われます。

それにしてもこのマンホールのふたの構図は面白いですよね。
火山をむこうに、浅瀬で元エゾミカサリュウがアンモナイトを足蹴にしている姿なんて!!

実際にこのような光景が広がっていたかどうかは定かではありませんが、何ともほのぼのとした光景ですね、

現在、市内の桂沢湖へ行く途中に