2012年8月19日日曜日

かつてそこには村があった!【滋賀県高島郡朽木村汚水デザインマンホールのふた】



●滋賀県高島郡朽木村汚水デザインマンホールのふた

平成の大合併も一段落し、市町村の数もまた少なくなった。
この大合併は、市町村の合併により地方自治を効率的に行うために行ったらしい。
この合併では、市町村の財政が苦しい所にとっては、よい話だったのかもしれない。
一方で国会議員がそうであるように、合併してしまうとその地域から選出される議員も減少し、その土地の影響力が小さくなることを懸念する。

一つの自治体が消えるということは、その地域の情報発信も小さくなるように感じ取れる。
とはいえ、現在のようにネットが発達している世の中では、その地域の人がどれだけ情報を発信するかによって変わってくるのだが。

今回、紹介する滋賀県高島郡朽木村は、滋賀県北西部(湖西地区)にあった滋賀県唯一の村だった。
歴史は古くかつて、この村のスギの木が京都へ建築資材として利用されていたらしい。
また、福井県小浜から京都へ鯖を運ぶために使用されていた鯖街道が現在の国道となっている。
たしかに、琵琶湖の周りをまわらずにこの村の国道を通ると京都まで行くことができる。
私が行った時も交通量は多くはないもののトラックが走る街道筋である。

現在は、滋賀県高島郡の5町1村が合併してして高島市となり滋賀県内で二番目に広い自治体となったそうだ。
朽木村は、合併した5町1村の中で唯一琵琶湖に面していない自治体だった。
しかし、そこに自治体ができるということは、なんらかの理由があるはずだ。

マンホールのふたのデザインは、そんな過去の歴史を調べるための一助になるものだと思う。
今は、どの市町村もマンホールのふたを統一するまでの過渡期だと思う。
みなさんも合併した自治体でのマンホールのふたのデザインを探してみてはいかがだろうか?

マンホールにデザインされているのは、
真中に朽木村の鳥の「ウグイス」
その周りに朽木村の花の「ヤマユリ」
一番外側に朽木村の木の「スギ」
である。

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